セカンドストリート

私には好きな人がいます。

嵐の中で

台風のため急遽仕事がお休みに

なった彼。


夜勤だったんだけど

寝てたら何度か電話が来てたみたい。



取り急ぎ私に連絡くれたのかな、、



さすがに台風だし、

出かけるのは、、

って少し悩んだ。



どうしようか、、

日曜だし旦那いるし、、

こんな天気の中でかけるのも

でもせっかく休みになったし、



ラインの中で

さすがに彼からは会おうとは

言ってこなかったけど、

なんとなく会いたいって

思ってくれてるような気がして



会いたいなー

みたいなほうに話をもっていって

なんとかなりそうなことを

言うと、、



会えるの?と彼。



まだ家の人には

休みになったこと言ってないの?




うん、まだ言ってないよ。




わかった、なんとかする。

私も会いたいから。





近くまで来てもらうことになった。




ついたよ、というので



すーーっと何も言わずに

外に出た。

まだ雨はふっていなくて

風だけは強くなってきてた。




彼の車をみつけて、

助手席にすべりこむ。





大丈夫なの?




さすがに心配してくれてた。




うん、なんとかなるよ。


なんか言われたら

カラオケに行った、とでも

言おうかな(笑)





車を走らせると

待っててくれたかのように

雨が強く降り出した。




風も強いし、

怖かった。



彼はいつもいくホテルに

行こうか、って言ってくれたけど

次の日は6時前には戻って

お弁当作らないといけないし

それくらいの時間に旦那も

起きてくるので

その時間にうちにいれば

怪しまれないだろう、という

計算もあったので、


泊まると高いし

時間もあまりないので

どこか安全なところに

止めよう、ってことになった。



コンビニに立ち寄ったけど

どうやら吹きっさらしの所は

風がすごく強い。




一か八かたまに止めるところは

大きな壁があるので

そこに移動してみた。


すると側面が高い壁なので

かなりその壁が風除けになってるようだった。




パトカーがして

職質でもされたら、、

って思ってヒヤヒヤ。

大人のすることじゃないな、

って思ったけど

会いたい気持ちが勝ってしまった。



後ろの座先で

毛布にくるまり2人でずっと

抱き合って、、


嵐はどんどん強くなり

時折風で車が大きく揺れて

怖かった。

怖くて彼にしがみつく。


でも風で揺れてるから

車が揺れてもわかんないね(笑)



彼は夜勤のつもりで

昼間寝てたから元気で

私は途中で眠くなってしまった。




たまに寝そうになって



もうしたくないでしょ?


って彼に聞かれた💦




眠いのバレてた(笑)




さすがに2時くらいには

眠くて、もうろうとして

彼が果てて

いつのまにか2人で

眠ってた。


ブランケットにつつまれて

くっついて眠るのはとても安心する。

すごくせまいけど

気にならない。


深く眠るのは

旅行以来だなー



昼間のウトウトとは

また違う感じがする。





気がつけば嵐はおさまり

外が明るくなってきてた。



時計をみると5時半!


帰らないとまずい…



着替えて送ってもらう。



近くで降ろしてもらって

傘とバック持って家に向かうと



道路には草木が散乱して

片付けしてるご近所さんが

たくさんいるので焦ったー



どうみても

ウオーキングではないよね…




うちについて

なんでもない顔して

朝の支度をした。




セーフ!



って思ったけど


その後、上の子から


夕べはどこ行ってたの?




っていきなり聞かれて焦った💦





ポーカーフェイスで



カラオケだよ。



そう答えて

話は終わり。



危ない、危ない….